天気が悪かった週末は重い腰をあげて美術館へ。
MAMAC Museé d'Art Moderne et d'Art Contemporain
ニース近代・現代美術館
やっていたのはEves Klein、James Lee Byars、Anish Kapoorの三人のアーティストの展示。
街中にポスターなど貼ってあり、かなり目を引かれ、やっとどっこい向かいました。
展示のテーマはモノクローム
Eves Klein
フランスを代表するモノクロームと言えば、やっぱりイヴ・クライン。
ニース出身のアーティストで、この美術館所蔵の作品も多し。
今回は彼の没後50周年記念で組まれた企画展なんだそうです。
IKB(International Klein Bleu)の染料を開発し、その後その青に魅せられたモノクロ作品が彼のスタイル。
IKBを使った単色作品が多いです。
何年も前にこの青をはじめて見た時にはわたしもずいぶん目を奪われたなー。
あおい海と空があるニースならではの色彩感覚なんだろうかー。
James Lee Byars
コンセプチュアル・アートの中心人物にいたアメリカ人アーティスト、バイアース。
10年近くの間日本に滞在し制作活動をしてたようで、日本人ファンも多し。
生前に構想されたというパフォーマンス、インスタレーションを今も見ることができるとか。
作品後ろからの影が劇的に印象的だった。
素材は全部大理石で、表面はとても滑らか。
Anish Kapoor
インド出身の現代彫刻家カプーア
シンプルな形と色の中に、かなり鑑賞者の感性が委ねられる感じの作品。
写真は撮らなかったけど、モーターで動き鑞が施される巨大半円形は、確かに、シンプルなのに
色も、鑞の軌跡もなんか艶かしい感じでー。
実際会場を作品と一体化させてる迫力がありました。
今後の作品にも注目が集まる作家の1人。
企画展自体のサイズ感はとても小さいんですが、
すぱっと潔く3部屋に1アーティストずつの展示。
30分もあれば十分すぎるという内容の展示。
12月16日までだそうですー 無料で入れるしもう一度行っちゃいそう。多分行かないけど。
でもそのぐらい結構良かった。
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